数を数える

読解練習のために、算数の文章問題をあつかっています。

今日は2年生の女の子が、貯金の問題に挑戦。

 

今日は月曜日です。

昨日から、貯金箱に毎日貯金することにしました。

初めの日は1円入れました。

 次の日は2円入れ、その次の日は3円入れる・・・というように、貯金する金額を1円ずつ増やして行きます。

次の日曜日には、いくら貯金できているでしょうか?

 

いろんな罠があって、解きにくい問題です。

・貯金をはじめたのが日曜日であること

・1円、2円、3円、4円と、貯金する金額を増やすこと

・8日間貯金すること

を把握しなくてはいけません。

曜日ごとに入れるお金を書き出したところまではよかったのですが、それが貯まっていくということを理解しにくかったので、つまようじを出してきて一緒に数えました。

「1本が1円てことね」

と、曜日ごとに入れる金額分をならべて、最後にぜんぶ「いちにーさんしー・・・」と数えて、

「36!!」

と、無事に答えが出ました。

つまようじを使ったので、貯金の問題なのに答えを「36本」にしてしまいましたが(笑)

 

わかっている人は1+2+3+4+5+6+7+8と、いっぺんに式にしてしまうのですが、この意味がスルリと理解できるまでには時間がかかります。

文字や式だけで見ているうちは、その内容は自分のものにはならないのです。

遠回りなようでも、最初のうちはこうしてひとつひとつ数えることで、たし算ひき算とはどういうことか実感をすることが大事です。

 

文章読解で大切なのは、書いてあることをいかにリアル(現実的)に頭の中に再現できるかということです。

答えを出し急がず、並べて数えたり絵にしたり、丁寧に自分の再現VTRをつくりましょう。

慣れてくると一読しただけで鮮明に状況が浮かんできますよ。