8月20日(月)に、算数の文章問題の練習会を開催しました。
今回は応募くださった方が少なくて2人だけだったので、かなり丁寧に見ることができました。
以前から算数の文章問題を授業に取り入れているのですが、ほんとうにびっくりするくらい問題文を読めていない子がたくさんいます。
ぱっと見、読んでいるようでも
「合わせてって書いてあるからたし算!!」
「違いはって書いてあったらわり算!!」
と、キーワードだけひろっている場合もあります。
以前に個人ブログの算数の文章題が苦手な子へにも書きましたが、問題を解くためにはまず問題文に書かれている状況と、問われている内容を理解しなくてはいけないのです。
だから
水色のおりがみとピンク色のおりがみが4まいずつあります。
ピンク色のおりがみは何まいあるでしょう?
というような、何もしない問題に答えられないのです。
今回受講した2人もこれに答えられませんでした。
なにか数字をつかって式をたてようとして
4+4=8
なんて答えたりしていました。
「問題文のとおりにおりがみの絵を描いてごらん?」
といってみると、せっせとおりがみの絵を描いてくれるんだけど、それが何色なのか尋ねるとわからない・・・。
これじゃあ解けないのはあたりまえです。
この子たちが特別なんじゃなくて、本当に大勢の子が増えてるか減ってるかわかってもいないのに、式をたてようとしてるんです。
とはいえ算数の授業の中でこれをカバーするのは難しいとおもいます。
文章をきちんと理解する力を養うという意味では、国語の領域です。
国語科では作者や登場人物の気持ちを考える前に、書かれた文章をそのままに理解する、そういう指導が必要なのだと思います。
もし低学年の段階で算数の文章が全く読みとれないくらい読解が苦手だったら、ぜひうちの教室にきてほしいと思います。
そのままだとどんなにまじめに勉強をしてもわからないことが蓄積する一方で、習うことが苦痛になってしまいます。
算数だけではなく、全科目で同じ状態になります。
脅すような言い方になってしまいますが、そういう子を指導するためにこの教室をひらいたので、ここは強く主張しておきます。
コメントをお書きください